福井から戻ってきて
映画の撮影も終わって、東京にもだいぶ慣れました(?)
方言指導なるものをしていて、福井弁についていろいろ考えました。
まんま口写しだと役者さんの演技にならないし、方言の特徴と感情の乗せ方がどうなってるのか...
ちょっと考察したので載せておきます。
ただしゃべってるだけじゃ気づかなかったですね~
・感情の乗りが後ろにある
・助詞に意味を乗せる
・字面では乱暴に見える。音やニュアンスで意味を伝える。
・単語はほぼ無アクセント。
・意思や意図は助詞や文末の訛りで伝える。
・方言全てがそうだが、喋り(音)にしないと意味の持ちようがない。
・文章のあげ方は1、2、3になっているが、その中でも文節の後半で盛り上げてる。
何のことかわからないかもしれませんが( ̄▽ ̄;)
あと、同じことを違う言い方してる部分もあります。
逆にいうと標準語は頭から感情や気持ちを載せてしゃべる言葉であることに気づきました(自分基準です)。
「単語は頭から」を劇団時代さんざん言われ続け、しかしなかなかすべての台詞で出来るようにならなかったのは、やはり気持ちの動かし方や流れが違うからなんですかね。
福井ではめっちゃ良い声で話してましたよ、わたし(笑)
海の波音には負けましたけど。
越前海岸